うずしお
16日、ついに梅雨明けしました。
この日洲本でも真夏日になり、いよいよ夏本番です。
暑いときは、涼しげな“水”を求めます。
大浜海水浴場をご案内しましたので、今回は鳴門海峡の名物渦潮
でございます。
最大で直径30mにもなる鳴門の渦は世界一と言われています。
その仕組みは地形と潮の流れが影響しています。潮流は世界で3番目の速さです。
渦潮は、海峡中央の流れが速い本流と、浅い両岸の緩やかな流れの境目付近で、本流の速い流れに巻き込まれるような形で発生します。
なぜ潮流が速いかは、潮の干満の影響です。満潮の場合、潮波は鳴門海峡方向と、紀伊水道方向は大阪湾へ入り、明石海峡を通って瀬戸内海側に達します。
ぐるっと淡路島を5~6時間かけて1周しますので、その頃に鳴門海峡の太平洋側は干潮になっています。
これにより鳴門海峡を境に、潮の高低差ができ、潮流は速くなると言うわけです。
徳島県の小松島 と 香川県の高松 とを潮位表で比較すると干満の時差が明らかです。
船から見ても潮の落差はハッキリ分かります。大潮の時は高さ2mもの滝ができるほどです。海で滝が見れるなんて世界を探してもなかなか無いでしょう。何回見ても飽きません。
ここは世界自然遺産になってもおかしくない!と勝手に思っています。
と言うことで、立派な渦を見るためには潮の干満時間に合わせて行かなくてはなりません。
観潮船では、潮見表と乗船時刻を確認して、見頃にあわせます。
渦潮を見た後でも前でも大鳴門橋記念館うずしお科学館で勉強しましょう。
明日18日は満月です! つまり大潮ですので大きな渦潮が期待できますよ!この連休は最高に見頃ですよ!
例 : うずしおクルーズの場合の潮見表・乗船時刻はこちら。
その他の観潮船や・渦の道など、四国側と淡路島側があります。
参考資料 : 鳴門観光汽船,ジョイポート南淡路